2. 姫のやけど-湿潤療法
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はじめに
まるおの妹、姫が1歳になったばかりのころ。
友達の家におじゃましているときに、ウォーターサーバーでヤケドをさせてしまいました。
左うでに500円玉3枚くらいの範囲で。
皮がめくれて真っ赤になってる。
ビックリして、あたふたしている自分をよそに、友達がすぐに流水にあててくれました。
流水をあててもらっている間、自分は近所の小児科に電話して、すぐに行くと伝えました。
5分以上は流水にあてたと思う。
その後、すぐに病院へ。
病院までは車で5分。
病院では、プロペトを塗ったラップ(家庭にあるやつ)をテープで固定したあと、ネット包帯して終了。
翌日もまた来るように、とのこと。
処方は「プロペト」のみ。
正直「えっ??」って思いましたよ。
そして聞いちゃいました。
「プロペトって、保湿剤だと思うんですけど、これだけでいいんですか?」
家でも1日2回くらい家庭にあるラップにプロペトを塗って交換するようにとのこと。
![](https://atopitiryougenin.com/wp-content/uploads/2019/11/P1090764-140202-1.jpg)
当日の写真は撮ってなかったので、画像は3日後のものです。
姫の腕にヤケドの跡を残すわけにいかん!!
ヤケドの治療法について、ネットで調べまくった。
そして行き着いたのが「湿潤療法 (湿潤治療・モイストヒーリング・ラップ療法)」
姫を連れて行った病院のやり方は間違いじゃなかった。
(上からの言い方で申し訳ない。)
ただ、ラップにプロペトは応急処置レベル。
まぁ、昔ながらの消毒にガーゼなんてやり方でやられるよりは、よっぽど良かったが。
よりよい治療をしていくために、どうしたかというと・・・
プラスモイスト
瑞光メディカル(ズイコウ)の「プラスモイスト」です。
ヤケドがジュクジュク( 浸出液がでている )している間、これを患部より少し大きめに切って、患部にテープで貼ります。
ネット情報では、患部に プロペトを塗ってから貼る。
という情報もありましたが、メーカーの使用方法には、何も塗らずに直接貼る。
と書いてあったので、何も塗らずに貼りました。
浸出液がでている間は1日に何回か、(汚れが気になったら交換しました)
浸出液が少なくなっても、最低1日1回は交換するように記載されています。
テープで固定したらまるおの使っている、チュビファースト緑をつけて保護しました。
この保護はネット包帯でもふつうの包帯でも何でもいいと思います。
ネット注文したものがヤケド3日目に届き、届いてすぐに使い始めて、それから5日間これをつけました。
ハイドロコロイド包帯
ジュクジュクが収まったらこれ。
こちらも瑞光メディカル(ズイコウ)の「ハイドロコロイド包帯」です。
包帯と言っても、テープみたいな感じです。
「キズパワーパッド」に近いと思います。
近い。というか効果は同じです。
キズパワーパッドも湿潤療法(モイストヒーリング)ですから。
![](https://atopitiryougenin.com/wp-content/uploads/2019/11/2015y09m18d_150438941.jpg)
という、原理みたいです。
難しいことはよくわかりませんが、本当にキレイに治ります。
同じ効果が期待できるのに、キズパワーパッドではなく、ハイドロコロイド包帯を使う理由は、ハイドロコロイド包帯は、幅10cm×長さ40センチのロール状になっているので、自分で好きな大きさに切れて、無駄がでない。
大きさの割に安価でコスパがいいからです。
使い方はジュクジュクが収まった患部にひとまわり大きめに切ったハイドロコロイド包帯を貼る。
以上です。
使用説明書には、キズあてパッドで患部を保護してからこれを貼る。
と書いてありますが、キズに直に貼って大丈夫でした。
貼っていると、白く浮き出てくる感じになるので、
それが気になったら交換したり、お風呂のあとは必ず交換していました。
剥がすときは、水に濡らしながら剥がした方がラクに剥がれます。
ちなみにこれ。
転んだときのキズや切り傷なんかにも威力を発揮します。
キズをよ~く流水で洗って、これを貼るだけ。
消毒はしない。(正常な組織を壊してしまうからだそう。)
早く、キレイに治ります。
先日テレビでやっていましたが、最近では、学校でもこの湿潤療法を取り入れているところが増えているそうです。
それと、うちのまるおですが、アトピーだから?
冬は耳たぶの付け根や、耳の付け根のところがしょっちゅう切れます。
「耳切れ」っていうのかな。
寝る前、切れた部分にこのハイドロコロイド包帯を貼ってあげると、翌朝には傷がふさがっています。
本当にすごい。
湿潤療法。ハイドロコロイド包帯。
常備薬として置いておくとすごい便利ですよ。
ヤケド完治までの画像
やけどから3日目 6日目 14日目
やけどから19日目 2か月後 1年半後
ヤケドから2か月後までは薄いですが、まだ ヤケドの跡がわかります。
ですが1年半たった現在では、ヤケドの跡はまったくわからなくなりました。
湿潤療法さまさまです。
私はたまたま湿潤療法をやっている病院に行けましたが、
もしもヤケドをしてしまった時のために、近所で湿潤療法をやっている病院を探しておくことをおすすめします。
ちなみにうちの近所では、姫を連れて行った病院の他にもう一軒、湿潤療法のポスターが貼ってある病院がありました。
それと、プラスモイストとハイドロコロイド包帯を売っている調剤薬局もありました。
もしヤケドをしてしまったら、まずはとにかく早く流水で冷やす。
そしてプロペトもしくは、白色ワセリンをラップに塗り、患部に貼って応急処置。
その後、湿潤療法をやっている病院へ。
という流れがいいと思います。
プラスモイストを持っていたら、ラップの代わりにこれを貼って病院へ。
ヤケドは素人が見て軽傷に見えても、実は深くヤケドしてしまってることもあるそうなので、応急処置のあとは必ずお医者さんに診てもらったほうがいいですよ。
特に低温ヤケドは要注意です。
以上、ヤケドに関してでした。